「プラスワン問題集」の効果的な取り組み方
 

算数の定番教材は色々とありますが、その中で「定番中の定番」と言える教材の1つが「プラスワン問題集」(東京出版)です。2000年の発売以来、圧倒的に多くの受験生(特に難関校受験生)に愛用されてきた問題集で、私も家庭教師の生徒さんには取り組んでいただいています。

問題編は57ページあり、1ページあたりの問題数は6~8問です。1日1ページずつ進めれば全体で約2ヶ月かかる計算になりますが、実際、それくらいが適切な期間だと思います。

ただ、このプラスワン問題集の実施にあたり、1問につきどの程度の時間をかけるか、解けない問題が多いけれど続けてもいいのかなど、実際に進めていく中で判断に迷われる親御さんや受験生も多いようです。私も生徒の親御さんから、そのような相談をいただくことがたびたびあります。

効果的な取り組み方はいくつかあると思いますが、私が個人的にお奨めしているのは「1問単位ではなく、1ページ単位で時間を計って取り組む」という方法です。例えば、1ページの制限時間を25分として、その時間内で(順番通りではなく)解けそうな問題から解いていくという、テストに近い感覚で実施します。

この取り組み方の最大のメリットは、計画通りに進みやすいということです。1問単位で進める場合、気が付くと1問に15~20分かけてしまうなど、時間をかけている割に量がこなせない結果に陥っているケースが多く見られます。一方、1ページの制限時間を決めて取り組めば、時間切れで(または歯が立たずに)手をつけられない問題は残るかもしれませんが、限られた時間内で強制的にノルマを完了させることができます。

制限時間内で実施した後は、答え合わせと復習(解けなかった問題を解説で確認して理解する)を10分程度で行う感じになります。その時間内で理解できなかった問題は深追いせず、印をつけておいて数ヶ月後に再挑戦する(質問できる先生等がいれば教えてもらう)といいでしょう。

プラスワン問題集を効果的に進めるポイントは、制限時間を決める(強制的に進める)ことと、難しい問題を深追いしないことの2点です。計画的に進められなかったり、効率的に取り組めていないと感じている場合は、意識していただくといいかもしれません。