併願校の難易度を見誤らない

難関校受験者が併願校を選ぶ際、基本的には通っている塾の偏差値表を判断材料にします。首都圏のサピックス生であれば、合格力判定サピックスオープンで提供される「合判資料」を参考にする方が多いと思います。

ただ、サピックスの偏差値表では、難関校受験者が併願するケースの多い学校の難易度が過小評価されていることもあり、慎重に判断していく必要があります。

私はサピックス、四谷大塚、日能研の偏差値表を比較して判断することが多いのですが、ここでは2月2日の男子校(巣鴨、世田谷学園、攻玉社)について見ていきたいと思います。

 

四谷大塚・偏差値表
https://www.yotsuyaotsuka.com/njc/deviation_top.php

 

日能研・偏差値表
https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/r4/expectr4.html

【巣鴨】

 

サピックスの合格可能性50%偏差値/2月2日:48、2月4日:52
四谷大塚の合格可能性50%偏差値/2月2日:54、2月4日:54
日能研の合格可能性80%偏差値/2月2日:60、2月4日:60

 

四谷大塚、日能研は2月2日と4日は同じ難易度という評価ですが、サピックスは2月2日の方が4ポイント低いと評価しています。

【世田谷学園】

 

サピックスの合格可能性50%偏差値/2月2日:44、2月4日:49
四谷大塚の合格可能性50%偏差値/2月2日:54、2月4日:54
日能研の合格可能性80%偏差値/2月2日:58、2月4日:59

 

四谷大塚、日能研は2月2日と4日はほぼ同じ難易度という評価ですが、サピックスは2月2日の方が5ポイント低いと評価しています。

 

【攻玉社】

 

サピックスの合格可能性50%偏差値/2月2日:48、2月5日:56
四谷大塚の合格可能性50%偏差値/2月2日:56、2月5日:60
日能研の合格可能性80%偏差値/2月2日:61、2月5日:62

 

三塾とも2月5日の方が難易度が高いという点では一致していますが、四谷大塚、日能研が平均2.5ポイント差(四谷大塚は4ポイント差、日能研は1ポイント差)であるのに対して、サピックスは8ポイント差という評価になっています。

攻玉社の場合、2月5日は1科目入試なので巣鴨、世田谷学園とは少し事情が異なりますが、2月2日の偏差値48は過小評価に思えます。

併願校選びにおける判断ミスの多くは、難易度を見誤る(過小評価する)ことで発生します。判断ミスを避けるためには、他塾の偏差値表も参考にした上で、併願校についても過去問演習を丁寧に行い、想定していた状況とのギャップがないかを精査しておくことをおすすめします。