思考系の応用問題を早い時期に開始する

​家庭教師では3月中旬頃から、6年生は難関校対策プログラムのレベル5(思考系の発展問題)、5年生はレベル4(知識+思考系の応用問題)を開始しました。いずれも難易度は高く、サピックスのα上位生が実施して40~60%の得点率になっています。

難関校対策プログラムは2009年より実施していますが、当初はレベル4を6年生前期、レベル5を6年生後期に開始していました。ただ、受験生全体のレベルアップに対応するために実施時期を年々早めてきて、今年度はこれまでで最も早い開始となりました。

難関校受験生の適性について、大雑把には「知識・処理系が得意で思考系が苦手(Aタイプ)」「思考系が得意で知識・処理系が苦手(Bタイプ)」「どちらでもない(ABタイプ)」の3種類に分類できます。

Aタイプの受験生は早熟の場合が多く、4年生~5年生前期までは好成績になりやすいのですが、5年生後期~6年生に伸び悩む傾向があります。特に難関校入試では厳しい結果になることが多く、他の科目で算数をカバーできるかどうかという勝負になる可能性が高いです。

Aタイプの受験生でも、思考系の応用問題を早期に開始して十分な時間と演習量を確保すれば、長期的に改善していくことが可能です。ただ、そのためには塾のフォローや復習テスト対策に費やしていた時間を削る必要があり、高確率で塾の成績は下がってしまいます。Aタイプの受験生や親御様は、それまで好成績を維持していたが故に成績が下がることへの抵抗感が強く、結果的に改善する機会を逃した状態で6年生後期を迎えてしまう傾向があります。

難関校入試での合格率を上げる、最も有効なポイントの1つは「思考系の応用問題を早い時期に開始する」ことですが、それを実践している難関校受験生が年々増えていることと、それによって難関校合格に必要なレベルが底上げされていることを感じます。