模範解答と同じ解法でなくてもよい

問題集などを進めていると、自分の解法が解説の解法(模範解答)と違っていることもあります。そのような場合、答えが合っていても模範解答と同じ解法に直すべきか迷ったり、答えが合わなければ自分の解法で正しいのかどうか判断に迷うことも少なくないのではないかと思います。

模範解答は万人に向けたものですので、基本的にはオーソドックスで無駄のない、効率的な解法になっています。集団授業などで多くの受験生に同時に解説する場合は、模範解答が適しています。一方、自習など個別の状況においては、必ずしも模範解答と同じ解法でなくてもいいと思います。

答えが合っていたけれど解法が模範解答と違う場合、その問題を短時間で解けたのであれば、基本的には自分の解法を修正する必要はありません。ただ、参考になる可能性もありますので、模範解答も軽く確認しておくといいでしょう。

答えは合っていたけれど、その問題を解くのに時間がかかっていたのであれば、自分の解法が非効率的だったり、理解が不十分である可能性が高いです。その場合は、模範解答を確認した上で、自分の解法に改善の余地がないか検討してみる方がいいと思います。

答えが合わず、模範解答が自分の解法と違っている場合は、受験生の実力によって対処法は異なります。

算数の得意な受験生が「解けたはずなのに、答えが合わない」と言う場合、一見、独りよがりな解法をしているようでも、本人に説明してもらうと解法としては十分に成立していて、本筋以外の部分でミスをしているということが多いです。

実質的には90%は解けていて、ミスの箇所だけ直せば解決するという状況ですので、まずはミスをしている箇所がないか探してみて、それでも発見できない場合は模範解答を理解していくようにする(または受験指導者などに質問する)といいでしょう。

算数の苦手な受験生が「解けたはずなのに、答えが合わない」と言う場合、本人としては手応えがあっても、大筋で間違っていたり、直すべき箇所が多く、部分的な修正で対応するのが難しい傾向があります。もちろん例外もありますが、基本的には自分の解法にこだわり過ぎず、模範解答を優先する方が効率的だと思います。