「瞬発力の低下」への対処法

以前の記事で、難関校受験生が6年後期の通常模試(サピックスオープン、合不合判定テストなど)で成績が下がることは、必ずしも悪い傾向ではないということを書きました。

ただ、そうは言っても不安材料は少しでも減らしておきたいと考える受験生や親御さんが多いのではないかと思います。

 

通常模試の成績が下がる原因としては、通常模試で高得点をとるための感覚(通常模試で有効な時間配分)が鈍ることに加えて、瞬発力が低下しているケースも多く見られます。

 

瞬発力の低下というのは、知識処理系の問題(解法パターンを知っていれば短時間で解ける問題)を解くのに時間がかかるということです。以前は1~2分で解けていた問題が、解き方をスムーズに思い出せず、4~5分かかってしまうという感じです。

特に瞬発力の低下については、併願校(知識処理系の定番問題が多く出題される学校)の試験で支障が出てしまう可能性もありますので、できれば改善しておきたいところです。

 

対処法として有効なのは、メンテナンスを「広く浅く」行うことです。例えば、過去の塾教材を下記の手順で復習するのもいいかと思います。

1.問題を読み、解法をイメージする(実際には解かない)
2.解法をイメージするのに時間がかかった(またはイメージできなかった)問題には印をつける
3.後日、印をつけた問題について解法をイメージできるかどうかを確認する

ポイントは、本腰を入れて取り組むのではなく、流す感覚で確認していくということです。
過去の塾教材を1問ずつ実際に解いて確認していくと、それが学習のメインとなり、志望校対策が手薄になってしまうからです。

メンテナンスは完璧を目指すのではなく、算数の自宅学習時間の20%を超えない範囲で行うことをおすすめします。