「再現性」を意識できる受験生は勝負強い

​家庭教師では2月下旬頃から、6年生の難関校対策として「中学への算数」の確認テストを行っています。「中学への算数」は自主課題(宿題)として進めてもらっていますが、毎回の授業で確認テストを行い、定着率を数値化しています。

確認テストでは学習した範囲からランダムに出題し、1小問3分の制限時間で解いてもらいます。このテストで満点に近い点数を安定してとれるようになれば、思考系の発展問題(難関校対策プログラム・レベル5相当)を除き、難関校の入試問題にも十分に対応できるようになります。

ただ、最初の頃は苦戦する生徒さんも多く、十分に理解していたつもりでも、確認テストでは20~30点といった結果になることが少なくありません。特に1小問3分の制限時間がネックになることが多く、解いている途中で時間切れになることもあれば、制限時間のプレッシャーで解けなくなることもあります。

確認テストで解けない問題は、十分に理解できていない、時間をかければ解ける(短時間では解けない)といった状況が考えられますが、いずれの場合も類題が模試などで出題された場合に正解できずに終わる(または正解できても時間をロスしてしまい、試験全体では結果を出せない)可能性が高いです。

時間をかけて正解した問題に対して「類題が試験に出たら、対応できないかもしれない」と考える慎重な受験生もいますが、そのように「再現性」を意識できる受験生は勝負強いことが多いです。逆に、時間がかかったことは気にせず、正解できたことに満足してしまう受験生は、結果的に勝負弱くなってしまうことがあります。

以前、本の中で「時間度外視の学習には再現性がない」という記事を書いたことがありますが、逆の見方をすれば、再現性を意識できるようになれば勝負強くなり、試験でも実力を発揮しやすくなります。お子様が難易度の高い問題を時間をかけて解く傾向がある場合は、このような話をして諭してあげることが有効かもしれません。