中学受験の戦略
中学受験算数専門のプロ家庭教師・熊野孝哉の公式サイト
【主な合格校】開成、渋谷幕張、海城
【進学先】開成中学
熊野先生には5年生の9月末からお世話になりました。
きっかけは、難関を目指す中学受験のブログに多く紹介されている熊野先生のご本『難関校合格への62の戦略』が気になり、拝読して感銘を受けたことです。
息子の希望で受験勉強を始めたのは新5年生からという遅いスタートであることに加え、両親ともに中学受験は素人で、手探り状態で情報収集する中、熊野先生のご本に出会い、ご指導を受けられたことは本当に幸運でした。
息子は元々一貫の私立小学校に通っていたので、中学受験とは無縁と思っていました。
しかし、いずれ合流してくる中学受験生に後れを取らないようにとかじらせた受験算数に興味を持ち、難関を目指してみたいという理由で中学受験の世界に飛び込んだ、現実を知らない無謀な受験生となりました。
ただ、私立小学校と並行させるには時間的に厳しく、最初の1年間は通信教育でしのぎ、さすがに6年生になってからは通塾に切り替えましたが、国語理科社会はなんとかなっても、やはり気になるのは算数の伸びでした。
多くの受験生が遅くとも新4年生から始めるところの積み上げが少なく、どうしても新参者という遠慮があってご相談できる塾の先生を持たない我が家にとって、熊野先生は頼もしい拠り所となってくださいました。
熊野先生のご指導は演習中心ですが、授業においてはオンライン故に生徒の手元が見えない状況なのに、息子の拙い口頭の説明でも思考や手順を正確に把握し、言わんとすることを瞬時に理解して的確に回答しておられる様子は、魔法を見ているような気持ちになりました。
そして、熊野先生からの課題は、主に『中学への算数』をやりこむことです。
初めのうちは「日日の演習」に跳ね返されてばかりでしたが、次第に難問にも動じない耐性が鍛えられました。
また、熊野先生に進捗を報告することでペースを守ることができ、最終的には延べ30冊程(2周目を含みます)を解いたのですが、熊野先生が過去問などで提示してくださる問題別の難易度と、息子の判断する難易度がほぼ一致するようになったのは、この課題をこなしたからこそだったのかもしれません。
そのおかげで、取りかかる問題の順番や力のかけ具合に自信を持つことができ、一番不安だった算数が、1月以降は一番安定していたように思います。
熊野先生は常に冷静な語り口で、最難関校を目指す子のサポート経験が豊富にあり、その蓄積された分析データに基づくアドバイスは、すぐに動揺しがちな我が家を落ち着かせ、絶大な安心感を与えてくださいました。
もし見当違いな方向に向かうならば軌道を正してくださるだろうという信頼の下、成績が不調になり、ブレそうな気持ちになった12月をなんとか乗り越え、本番が始まる1月にピークを持っていくことができ、また、全勝という結果を収めることができたのは本当に熊野先生のおかげです。
息子は決して算数男子のように突出した才能はありませんでしたが、「バランス型だから大丈夫」「本番に強いから大丈夫」とお話ししてくださる授業後の面談は、親にとってカウンセリングの効果があってとても助かりました。
さらに算数のご指導だけではなく、結果が出てから進学先を最終決定するまで締切30分を切っている状況でまだ迷走している我が家に最後の最後まで寄り添っていただき、本当に感謝してもしきれません。
我が家は2年間の受験勉強と熊野先生のご指導で最高の結果を得ることができ、質の良い学習は何にも勝る効果が得られることを実感させていただきました。
進学後も熊野先生のメソッドを参考にさせていただきながら、また次の目標に向かっていきたいと思います。
親子共々本当にお世話になり、心より感謝申し上げます。ありがとうございました!