進捗状況を数値化する

別記事(各問題の理解度を4段階で記録する)で書いた内容に関連しますが、全体的な進捗状況を正確に把握するためには数値化することが有効です。

例えば、ある問題集の全問題数が250問で、現時点で◎(短時間で正解できる)が60問、〇(時間がかかる、または凡ミス)が40問、△(部分的に解ける)が80問、×(解けない)が70問だとします。

各状況の得点を◎は10点、〇は5点、△と×は0点とすると、全問◎だと10×250=2500点となるのに対して、現時点では10×60(◎の得点)+5×40(〇の得点)=800点ですので、進捗状況は800÷2500=0.32より、32%ということになります。

上記のような状況に対して、数値化しない時点では「頑張って取り組んできて、解ける問題も増えている」と自己評価してしまう受験生や親御さんも多いのですが、数値化することで状況を誤認せず、良くも悪くも正確な状況が見えるようになります。

厳しい話に思われるかもしれませんが、一方、数値化することでモチベーションが上がるケースも多く見られます。

先程の例では、ある日、復習して〇10問と△15問が◎に変われば合計点が200点上がって1000点、進捗状況は40%となり、1日で8%上がったことになります。個人差はありますが、特に難関校受験生はこのような「数値を上げる」ことがモチベーション向上に結び付く傾向があります。

数値化により状況を明確にすることのメリットは多く、逆に数値化を避けて状況を曖昧にすることは、当面は精神的に楽かもしれませんが、長期的にはデメリットが多いのではないでしょうか。

親御さんがお子様に押し付ける感じではなく、上手くコミュニケーションを取りながら、お子様の負担にならない感じで数値化してみるのもいいのではないかと思います。