「頑張っている」という感覚に注意する

別記事(伸び悩みの多くは「量をこなせていない」ことに原因がある)で書いた内容に関連しますが、親御さんや受験生が「頑張っている」と感じているにも関わらず、実際は(客観的には)量をこなせていないということは多々あります。「量より質の方が大切ではないか」という反論があるかもしれませんが、現実的には、量をこなしている受験生の方が質も高い傾向があります。

量をこなしている受験生の方が「頑張っている」という感覚が弱く、量をこなせていない受験生の方が強くなるというのは不思議に思われるかもしれませんが、実は自然なことなのかもしれません。

課題を行う際に、前向きな気持ちで取り組めなかったり、スムーズに進められない受験生や親御さんほど、その課題を行うことに対して苦痛や負担を感じてしまいます。そして、その苦痛や負担が「頑張っている」という感覚につながっているのではないかと思います。

逆に、課題に対して前向きな気持ちで取り組んでいたり、スムーズに進められている受験生や親御さんほど、その課題を行うことに対して苦痛や負担を感じにくくなります。その結果、あまり「頑張っている」という感覚はなく、気付いたら大量の課題が終わっていたというケースが多いように思います。

「頑張っている」と感じているのは、課題にに対して苦痛や負担を感じていることが原因になっていて、さらにそれは前向きな気持ちで取り組めず、スムーズに進められていないことが原因になっている可能性が高いのです。つまり「頑張っている」という感覚は、課題の量をこなせていないことの証左なのかもしれません。

親御さんが「頑張っているのに成果が出ない」と思われている場合、その「頑張っている」と感じていることに対して疑問を持ち、現状を冷静に見直してみることも必要だと思います。