熊野先生を一言で表すならば、「実直」という言葉がぴったりではないでしょうか。2年半お世話になりましたが、いつも変わらぬ姿勢で、常に誠実で的確にサポートして下さいました。

息子が4年生になった頃、大変信頼している知人から、「とてもいい先生なので」と熊野先生のことを教えていただきました。お名前をインターネットで検索し、ホームページに書かれていることを一通り読み、ぜひお話を伺いたいとご連絡をしたのが始まりでした。

実際にお会いすると、とても控えめであるけれど中学受験に並々ならぬ熱意とポリシーをおもちであることが伝わってきました。その実直なお人柄に触れ、熊野先生にサポートしていただきたいと、4年生の6月頃から月1回の授業がスタートしました。その頃は通塾しておらず、それについても息子の状況に的確なアドバイスを頂き、夏期講習から通塾もスタートしました。塾と、熊野先生からの課題の両方をこなせるかどうか心配をしましたが、毎回の面談で励ましていただいて、乗り越えることができました。5,6年生は月に2回来ていただくことで、さらにリズムが整ったように思います。

息子の場合は、熊野先生からの課題と塾の復習・宿題を同時進行させるために、ルーティーンをつくりました。試行錯誤を重ね、最終的に朝は、計算・漢字・暗記物といった反復学習に充て、夕方や休日はまず熊野先生の課題を最初にやるというルーティーンに落ち着きました。加えて、熊野先生の課題の問題集はコピーし、毎日クリアファイルに「今日の課題」としてセットしました。(これは6年生で取り組む最後の課題までそのようにしました。)それは、今日の分を終えたという達成感をもたらし、確実に熊野先生の課題を仕上げることができました。算数に関しては、課題による先取り学習のおかげで、塾の宿題に必要以上に時間をかけずに済み、その分他の勉強に時間を使うことが出来ました。

熊野先生の授業は、ベースは静かで少し緊張感がありました。しかし、先生の醸し出す穏やかな雰囲気もあって、息子と熊野先生の距離感は本当に絶妙だったと思います。授業は頭をフル回転するので終わった後は何もできないくらいでしたが、授業のアドバイスを見直すことで、充分学習効果が高まっていきました。月日が経つにつれ、授業後も他の教科の勉強をすることができるようになりましたので、成長に合わせて学習スタイルを選んでいくことが、息子の能力を伸ばしていったように思います。また、授業後の面談では、不安に思っていることに対し、過去の生徒さんのお話や緻密なデータをもとに大変有効なアドバイスをいただけました。

我が家は両親ともに中学受験未経験のため、勉強の舵取りも、1月校含めた受験校選定も熊野先生のアドバイス通り行いました。実のところ、息子に勉強をほとんど教えたことはなく、熊野先生の課題や塾の宿題といった学習を進めるためのサポートに徹していました。親が教えられなくても、共闘感を常に持ち、それが子供に伝わっていれば難関校に挑めると思います。そこに熊野先生が加わったことで、合格を掴み取ることができました。母である私は計画を立てたり、ストレスが溜まった時などには全力で受け止めたり(時には大げんかもしましたが)、夫は模試に帯同したり、気分転換に付き合ったり、鼓舞したりすることで、私たち夫婦も充実した受験生活を送ることができました。熊野先生がいらっしゃらなかったら、このようにはなっていなかったと断言できます。

また、他塾模試に挑戦することも、とても重要だったと思います。5年生のころから、熊野先生にご提案していただいた模試は出来る限り受けました。最後の12月末に行われた他塾模試は、あまり受ける人もいませんでしたが、最も本番に近い感覚で受けられましたし、自信にもつながりました。何よりコンスタントに模試を受け続けたことで、アウェーに動じなくなって試合勘もついたように思います。

受験生活はとても長いので、良い時もあれば悪い時もありました。息子の場合は、驚くほど良い成績をとっていたわけではないですし、成果がなかなかでないこともありました。最初のころは、力ずくで解こうとすることも多く心配だったのですが、「だんだん必要に応じて変わってきますから」とのことで、時間の経過と共に、その言葉通り躓いた問題については「一緒に確認していこう」と授業内で導いてくださっていたようで、大変有難かったです。塾のテスト結果についても、親はつい一喜一憂してしまいますが、熊野先生にアドバイスを頂くことで冷静に受け止めることができるようになっていきました。熊野先生を信じて根気よく取り組み、一生懸命頑張ったことで結果がついて来たのだと思います。

熊野先生は、子供を決して否定をせず、学年や時期に応じてアドバイスをしてくださったので、息子も絶大な信頼を寄せていました。熊野先生の実直なお人柄に何度も救われました。重要な試験の前やスランプのときなどに、マインド面のアドバイスをまとめたプリントを頂き、それがとても心の支えになりました。受験当日もプリントを会場に持参し、試験前に読んで心を落ち着かせていました。今でも大切にもっています。

現在の息子はと言いますと、中学校入学と同時に行事が沢山あり忙しくしています。思っていた以上に先輩たちと密な交流があり、様々なことを教えていただいております。憧れの先輩や、刺激的な同級生に囲まれ、この環境に戸惑いながらも、さらなる高みを目指して奮闘している息子を見ていると、「がんばれ~!たくましくなれ~!」と思うと同時に、このような経験をできる今を過ごすことができるのも、熊野先生のおかげだと大変有難く思います。受験させてよかったです。息子も、熊野先生のことを思い出しては懐かしんでいます。熊野先生に出会えたことは息子にとって、かけがえのないことです。これからの息子の人生のベースに熊野先生との日々があるでしょう。大変長らくお世話になり、本当にありがとうございました。

【進学先】開成中学

【主な合格校】開成、聖光学院、渋谷幕張、西大和学園

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受講履歴(期間、学習状況、総括)​

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【期間】4年生5月~6年生1月(33ヶ月)

【学習状況】当初は入塾前で志望校も未定でしたが、将来的な難関校受験を想定して、過去の筑駒・開成合格者と同様に難関校対策プログラムを進めました。レベル1~5を通じて大きく苦戦することはなく、順調に課題を完了しました。​

模試の成績という点では不調に陥ると長引く傾向がありましたが、X君、お母様ともその結果に振り回されることがなく、常に計画通りに課題を進めていただきました。また6年前期までは難易度の高い問題でやや苦戦していましたが、6年後期から難問対策の課題に多く取り組んだことが奏功し、12月下旬の開成模試での総合3位、入試本番の算数では開成、聖光学院、西大和学園での高得点という結果につながりました。

【総括】6年前期までは必ずしも楽観的な状況ではありませんでしたが、それでも常に前向きに課題を遂行していただいたことに感謝しています。またX君は性格的には冷静で俯瞰する能力に長けていましたが、そのことも直前期から入試本番にかけての勝負強さの理由だったのではないかと思います。

※難関校対策プログラム:基本(レベル1)から発展(レベル5)にかけて、段階的に学習水準を上げていきます。過去の筑駒・開成合格者はレベル5、桜蔭・豊島岡合格者はレベル4までをほぼ全員が完了しています。