勝者の多くは「不確実な選択」をしていない

何事においても「新しい」ということに価値を感じ、特別な期待を寄せる人は多いものです。

逆に「古い」ということは、マイナス要素として低く評価される傾向があります。

しかし中学受験に関しては、サピックスのα上位生のように明確な成果を出している受験生ほど

保守的な選択をしているケースが多く、逆に迷走している受験生ほど、新しいとされるものを

選択している印象があります。

例えば「プラスワン問題集」という教材について、Amazon等のレビューでは「内容が古く、

最近の入試傾向に合わない」といった「古さ」をマイナス要素として指摘する声もあります。

ただ私の関わった範囲では、現在でもサピックスのα上位がプラスワン問題集を比較的早い

時期に使用しているケースが多く、最近の入試傾向に合うとされる(一般的には売れている)

教材を使用しているケースは少ない印象があります。

塾をはじめとする指導システムの選択についても、もちろん個別には例外も多々ありますが、

全体的な確率という意味では、既に評価の定まっている(「王道」と言える)選択をしている

受験生の方が特に難関校入試での成功率は高いと言えます。

受験に強い親ほど(他のことに関してはともかく)受験に関しては保守的なことが多く、

不確実な選択を避ける傾向があります。

表現として不適切かもしれませんが、自分の子を「実験台」にしたくないという心理も

あるのではないかと思います。

「当たれば100点の成果を得られる可能性がある」選択というのは夢がありますが、

勝者の多くが確実に80点の成果を得られる」選択を優先しているという事実についても

注目する必要があるかもしれません。