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毎回の授業でデータに向き合い、現状を正しく理解する

現状を正しく理解していないために取り組み方が的外れになり、成果も出ない。

これは、十分に努力しているにも関わらず伸び悩んでしまう受験生に共通して見られる傾向です。

逆に、現状を正しく理解した上で努力しても成果が出ないという受験生は少ないものです。

 

本指導では、毎回の授業で複数の(性質の異なる)課題を行い、

データ(過去の難関校合格者の正答率など)と向き合うことで、現状を分析しています。

また、その内容を親御様、受験生本人と共有し、自主課題(塾以外の学習)に反映させています。

 

算数の入試問題はA問題(知識処理系)とB問題(思考系)に分けられます。

模試を受けているので現状は知っていると思われるかもしれませんが、

塾の復習テスト(マンスリーテスト、組分けテストなど)や実力テスト(サピックスオープン、

合不合判定テストなど)は、基本・標準レベルのA問題を中心に出題されているため、

難関校で多く出題されるB問題については、判断材料になりづらいというのが実情です。

実際、本指導で思考系応用問題の課題(応用力レベルのB問題)を行うと、

塾の模試で偏差値50台の受験生が偏差値70台の受験生を上回るということが少なくありません。

大切なのは、そのような現状を正しく理解した上で弱点を強化するための対策を進めることです。

偏差値70台でB問題が弱点だと判明した受験生は、A問題に充てていた学習時間を減らしてでも

B問題を重点的に強化していく必要があります。

偏差値50台でB問題が強いと判明した受験生は、A問題が弱点(それ故に塾の模試で好成績が

とれない)なので、A問題を重点的に強化していく必要があります。

 

以前、本指導について「健康診断に似ている」という声をいただいたことがあります。

自覚症状がなくても健康診断で異常が発見されることがあるように、

模試の成績が良好でも見過ごせない弱点(思考系問題が弱いなど)が判明することがあります。

病気に対して薬が処方されるように、弱点に対して改善策を伝え、課題を指定しています。

各検査において基準値が判断材料になるように、各課題において過去の難関校合格者のデータ

(正答率、平均点など)が判断材料になっています。

 

本指導では個別の問題についての解説はもちろん行いますが、それ以上に現状を正しく理解して

いただくことを重視しています。

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