「試験中にできない行為」が癖になると勝負弱くなる

希学園の理事長をされている前田卓郎先生の著書『難関中学突破バイブル』の中で、頻繁に席を立って冷蔵庫やトイレに行く受験生(著書では「冷蔵庫人間」「トイレ人間」と表現されています)は入試で失敗しやすいということが書かれています。

集中力が長続きしない受験生は難関校入試を突破できないということですが、それが冷蔵庫やトイレに行くという分かりやすい行動に表れる受験生もいます。
そういう受験生に対しては、親御さんも「もっと集中しなさい」と注意されているのではないかと思います。

 

ただ「集中力の欠如」以上に問題なのは、冷蔵庫やトイレに頻繁に行くという「試験中にできない行為」が癖になっていることです。

 

試験中にできない行為が癖になると、本来の実力は高い受験生でも試験で結果を出しづらくなってしまいます。

 

難関校受験生に比較的多く見られる「試験中にできない行為が癖になっている」例としては、例えば下記のケースが挙げられます。

 

・学習中に頻繁に飲み物を飲む
・独り言を言いながら問題を解いている

 

私の授業で問題演習をしている時に、飲み物を飲むとスイッチが入って集中力が高まったり、煮詰まっていた思考が整理されて、難しい問題が解けるようになる、という受験生が時々います。

 

ただ、彼らは試験になると「飲み物を飲む」という行為でスイッチを入れたり、思考を整理する手段が使えないため、苦戦してしまう傾向があります。

独り言を言いながら問題を解く受験生も同様で、試験中に「独り言を言う」という手段を使えないことが影響する場合があります。

 

試験中にできない行為としては、下記のケースも当てはまります。

 

・計算用紙を大量に使用して問題を解いている
・学習する時、親御さんが横についている時間が長い
・広いスペース(机、テーブル等)で学習している

 

程度の問題ですので、試験中にできない行為を完全に排除しようと神経質になる必要はないと思います。

 

ただ、実力の割に結果が伴っていないと感じるようでしたら、上記のことが原因になっている可能性もありますので、少し意識してみることが改善のきっかけになるかもしれません。