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【J1君より】

熊野先生、今までありがとうございました。先生のおかげで算数を得意科目にすることが出来ました。先生に教わった解法は、『中学への算数』に記載されているものより応用が利くものでした。熊野先生の解法に関する説明は、言葉の一つ一つに重みがあり、胸に刻まれました。また、住んでいた外国から一時帰国する度に、先生から御指導いただき、周りの受験生とのレベルの差を埋めていただけて有り難かったです。先生の御指導のおかげで入試当日も問題に落ち着いて取り組めました。熊野先生に教わることが出来て本当に良かったと思います。

 


【J1君のお父様より】

熊野先生との「出会い」は、長男の小4の冬、書店の中学受験参考書コーナーで突然訪れた。
紺色の背表紙にシンプルなデザインの装丁に惹かれて、たまたま手に取った『算数ハイレベル問題集』との出会いがなければ、その後の長男の中学受験はどうなっていただろうか。

中学受験では、算数が最も重要な科目であることは論をまたない。算数の実力が一定の水準以上なければ、難関校入試の土俵にさえ上がれないと言って差し支えない。ただ、算数は、正しい方針の下に学習を進めれば、それだけ点数アップが望める科目であるのも事実である。

私自身、中学受験経験者であるので、長男が小4の頃は塾に通わせておらず、市販の参考書や問題集を使用しながら、私自ら算数の指導を行っていた。そのため、中学受験の参考書・問題集については見る目があるつもりだ。

『算数ハイレベル問題集』を見た時の衝撃は忘れられない。「先行逃げ切り」型で進めるべし、という基本方針には、我が意を得た思いであった。そして、限られた問題数であるにもかかわらず、難関校入試問題のエッセンスとも言うべき問題を網羅しており、かつ、手書きの筆致による解説が非常に分かりやすい。巻末には、時期毎に(塾以外で)取り組むべき具体的な教材が書かれていて、進むべき方向が明確に示されている。中学受験という「荒波の航海」に乗り出すにあたって「的確な海図」をいただいた、と感じた。熊野先生の明快な方針に引き込まれるように、先生の大ファンになり、次々と御著書を買いそろえては読み込み、先生の御著書に書かれている学習方針を長男への指導に適用したところ、大きな手応えがあった。

実際に、先生に家庭教師をお願いすることになったのは小5の6月である。長男は小5から通塾を開始していたが、私の海外赴任に帯同するため、その夏から通塾を止めざるを得なくなり、海外での算数の独習に大いに不安を感じ、すがる思いで、先生の御指導を仰いだのである。

熊野先生の御指導から、「真のプロ家庭教師」のあるべき姿を再認識することになった。御指導後に、その日の報告が書かれた紙を手渡されるが、本人が取り組んだ問題について、本当に分からなかったのか、単なるミスなのか、解けはしたが時間がかかり過ぎたのか、ということが、きれいに分類整理されている。これは、真の弱点を発見するとともに、後で見直す際にも、大いに役立った。

熊野先生の御指導の中身についても太鼓判を押すことができる。普段の自宅学習の際に、長男が「熊野先生から教えてもらった解法では、こうするんだよ。」とか、「この問題は熊野先生から教えてもらったから完全に理解している」というような言葉を連発するようになり、それを語る長男の得意そうな顔を見て、「あぁ、熊野先生の言葉は、しっかりと長男に受け止められているんだな」と実感したからだ。

また、熊野先生から、海外渡航後の学習方針についても適切な助言をいただいた。こうしたイレギュラーな助言の依頼にも、先生は気持ちよく対応してくださった。

海外での受験勉強では、節目節目で具体的にどうすればよいのか、実践的なアドバイスが欲しくなる。例えば、「応用自在問題集を一巡し、正答率は約7割であった。一巡目の誤答の二巡目にかかるべきか、二巡目は後回しにしてプラスワン問題集に進むべきか」といった個別具体的な問題である。こうした細かな質問についても、熊野先生はメールで的確に答えてくださった。また、講習のため長男を一時帰国させる度に、直接指導してくださった。

12月下旬からの受験直前には、先生から毎週追い込みの御指導をいただいた。長男によれば、この時期、「何故、この問題が重要なのか」という点や、「(その問題限りの解法ではなく)ほかの問題にも応用が利く解法」、「(10分間テストを通じた)問題の取捨選択」をみっちりと仕込んでいただいたようだ。1月前半までの入試では思うような結果が出せず、本人も私もかなり不安な気持ちになったものだが、熊野先生から、過去に指導された生徒のお話(「筑駒模試の合格可能性判定がこれくらい低くても合格した生徒がいる」等)を交えながら励ましていただき、最後まで諦めずに頑張ろうと親子ともども思った。先生の励ましの言葉は、「熱血調」とは正反対で、一言一言静かに語られるのだが、それがかえって長男の心に響いたようだった。

そして、筑駒の合格発表。真っ先に電話をかけた先は熊野先生である。我が家が先生をどれだけ精神的支えとしていたか、このことからお分かりいただけるであろう。

熊野先生には次男への御指導をお願いし始めたところである。


【進学先】 筑波大学附属駒場中学
 

 

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