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【主な合格校】筑波大駒場、灘、開成、海陽(特別給費生)

【進学先】筑波大駒場中学

息子は、算数は好きでしたが難関校に合格するには物足りない成績でした。なんとか算数の力をもう1段階上げたいと思いつつ、家庭で「プラスワン問題集」や「中学への算数」を解いていました。
 5年生の春には熊野先生の算数教室にも参加しました。著書「『場合の数』入試で差がつく51題」を解いたことがあり、「くまのイラストの先生」で解説も手書きの優しい感じなので抵抗無く参加できたようです。
この算数教室でほめていただき、難しい問題にも取り組んだことは子供にとってうれしく、自信がつく経験だったようです。
 以後、やる気がアップしたのか算数の成績も上昇傾向でした。しかし、やはり、精神論だけでは実力はつかないものとみえ、11月には塾での成績が低下しました。そこで、思い切って家庭教師をお願いしました。5年生12月と、遅い時期からのお願いでしたが、引き受けていただき本当によかったです。
 定期的に授業を受け、推薦された教材を解きすすむにつれて算数の成績がめきめきと上がりました。息子は授業を楽しみにしており、実によく勉強しました。分野別の弱点を見つけて演習を行い、解き方のクセや性格のクセを明らかにして対策を講じられる等、先生でなくてはできないことだったと思います。
 こうして、6年生1学期は「ノッた」状態で経過し模試でも塾のテストでもびっくりするような良い成績をとりました。
 しかし、気が弛んで2学期の過ごし方を失敗し12月は苦しい毎日となりました。勉強に集中できず演習量が減ったこと、好きなタイプの問題ばかり解いていたこと、他教科の学習とのバランスが一定しなかったことなどが原因でした。ミスが増えて得点できなくなってしまいました。  
 そういう時に、ひとつひとつのミスについて分析し対策となる演習問題を選んでいただき、1月校の受験までに立て直すことができました。また、演習で正答できなかった問題は、その問題が中学受験でどのような位置付けであるのか、戦略上重要な問題なのかそうでないのか解説していただき安心したものです。これまでの生徒さんのデータに基づいたお話も貴重なものでした。
 戦略といえば、時間配分の練習も積むことができました。10分テストや模試形式の授業で時間の感覚を養ったことが、日程最後の第一志望校のテストで成功をもたらしました。一見、易しい問題ばかりに思われ、高得点を狙って大問1,2に時間をかけてしまったのですが、時計を見て方針を変更し大問3,4は解きやすい小問のみ解いて、難しい小問は部分点をとればよしとしたそうです。実際には、大問3,4は思ったより難しかったとのことで、完答したくて未練の残る問題もあったのですが、時間配分を考えて次に進んで正解でした。理想的な時間配分ではなく、運が良かったとも言える結果でしたが、普段練習を積んでいたからこそ幸運も呼び寄せることができたのでしょう。
 決して順調ではなかった受験において、ご指導を受けた経験が我が子の記憶にどのように刻まれるのだろうかと思います。

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