【主な合格校】聖光学院、海城、西大和学園(東京入試)、広尾学園(医進)、栄東(東大Ⅰ)

【進学先】聖光学院中学

【E君より】

塾の課題を全てマスターすれば一応全ての問題がとけるようになります。しかし、僕はマスターしたことをどう使うかを、問題を見た時に気がつかないことが多々ありました。そのため、初見の問題や、解法が少し隠されている問題を解けないでいました。

 

熊野先生のご指導では、『中学への算数』をたくさんやるなどして、いろいろな問題をパターン化して記憶し、気づくための労力を減らしていきました。

 

そうして念願の聖光学院に合格したのも熊野先生のおかげです。7か月間ご指導してくださりありがとうございました。

【E君のお母様より】

熊野先生にご連絡するまでの経緯

小学3年生の冬、息子が突然「塾に行きたい」と言いだしました。私も夫も中学受験の経験はなく、母親の私が仕事でかなり多忙に過ごしていたため、中学受験については考えたことがありませんでした。近所の塾に入塾後、算数は苦手だったものの、息子は自分なりによく勉強して4科目の成績は少しづつ上がっていきました。6年生になる頃にはα1クラスに在籍していましたから、苦手な算数もこの調子で伸びていくとばかり思っていました。

そんな6年生の6月末のことです。中学受験に疎い私ですら、どう考えても算数で何かが足りていないと感じました。算数に関しては、塾の指導通りに少なくとも1年間はやり込んでいましたから、やり方が本人にとって適切であれば成果は出ている時期です。それでも、範囲のないテストになると成績は落ち、ミスも減りません。

そこで、家族で相談をし、思い切って熊野先生にご連絡することにしました。その数ヶ月前に、私が先生のご著書を読んでいたためです。6年生の7月という時期では、ご指導いただける可能性は低いと思いつつ、面談だけでもお願いできればと思ってのことでした。私の場合は、志望校に合格させたいというよりも、算数ができるお子さんがいるなか、息子が伸び悩んでいる理由を知りたい気持ちの方が強かったです。

こうして先生からご返信をいただいたその日が、我が家の受験の真のスタートでした。

熊野先生のご指導

熊野先生にいらしていただいた日を境に、算数の勉強だけでなく、我が家の受験への取り組みはガラリと変わりました。

先生との初回面談の3日後には、息子は勧めていただいた他塾の模試を受けていました。半月後には、受験校をほぼ決めていただき、1ヶ月後には、『中学への算数』を10冊終えていました。

このように僅かな期間で、新しい世界が急速にひらけていきました。課題も模試も量をこなす中で力をつけていくスタイルかと思いますが、課題が終わる度にプリントに記録していただくなど、先生が常に意欲を引き出してくださるので、息子は苦しそうな様子もなく課題をどんどんこなしていきました。

同時に、私も模試の受け方・結果の見方、志望校の決め方等をご指導いただき、中学受験について初めて知ることばかりでした。

先生のご指導は、先生が作成されたプリントでの演習となります。この演習の中で、本人は、難易度の見極め方、時間配分を体で覚えていき、新しい解法パターンも学んだということです。

毎回のご指導終了後には、本人と私とでその日の結果をお聞きします。そこでは、演習の結果を、1)内容(問題の難易度等)、2)偏差値、3)同学年集団内での位置など、データに基づいて分析してくださいます。その上で、良かった点、強化すべき点、次回までの家庭学習を具体的にご指導いただけるので、次のご指導まで、学力を伸ばすために必要な課題だけに効率的に時間を使えるようになります。

先生のお人柄や細やかなご配慮はいつもありがたく、先生がいらっしゃるのをいつも親子で楽しみに待っていたものですが、それでも、熊野先生を言葉で表すと“圧倒的な実力”の一言につきます。豊富なご経験とデータに基づいた再現性のある方法で、確実に成果をあげていきます。受験校の選定も含めて、運に左右される余地を極限まで減らしていくのです。

なお、我が家では、熊野先生のご指導を忠実に実践しました。勧めていただいた模試、試験は全て受け、課題はその通りに進めました。方針を立てていただけることは、息子をどうサポートしてよいかわからない私たち夫婦には、本当にありがたかったです。

応用力をつけていく熊野先生の仕掛け

先生のご指導の中で明確になっていったのは、息子の弱点と強み、そして弱点への対処法でした。うちの場合は、「難易度Aの基本・標準問題には対応できるが、難易度B以上の応用・発展問題となると対応できる幅が限られている。したがって、難易度B以上の問題への対応力を高めればよい」というものでした。これが初見の問題ができない、範囲のないテストで歯が立たないという状況を生んでいたわけです。息子は、このことを「気づけば解けるのに、解き方に気づけない」という風に言っていました。

中学受験を経験されていたり、受験に熱心な保護者の方は、中学受験の算数の内容をよくご存知で早めの対処をされているのではないでしょうか。ところが我が家は、難関中学の算数で求めらる力がわからないまま、4年生や5年生の段階での仕込みが不十分だったということになります。

そして、熊野先生のご指導には、まさにこの応用力をつけるためのさまざまな仕掛けが施されていました。我が家は熊野先生にご指導いただいた期間が短かったため、乗り越えられない「壁」が残った状態で受験当日を迎えましたが、なぜ伸び悩んできたのかが十分に理解できていたので、悔いはまったくなく、気持ちはさわやかでした。

先生へのご連絡が遅れていれば、この結果は出せなかったと思います。他方で、もっと早くにご指導を受けていたら、さらなる難関校にもチャレンジできたはずです。

受験当日まで取り組みと併願校の選定

算数でかなり出遅くれていた我が家は、7月半ば以降、塾課題や暗記系科目の勉強時間はバッサリと減らして熊野先生の課題に集中的に取り組みました。

塾では開成クラスに在籍していましたが、こうしたなか、秋の段階で先生に聖光学院の過去問に取り組むようご助言いただき、聖光に照準を合わせていきました。そのため、聖光には十分な対策ができ、特に算数の過去問はかなりの年数分解くことができました。

こうして1月には、聖光の算数の過去問で安定して得点できるようになっていました。過去問では大きく失点する時もありましたが、先生に分析していただくことで、苦手なパターンも把握でき、2回ある聖光学院の試験のうち2回とも息子の苦手なパターンの出題となる確率は低いとの予測もしていただいていました。このため、もし2回とも苦手なパターンとなった場合は仕方がないと、事前に気持ちの準備もでき、併願校も慎重に選べました。

開成にチャレンジするべきかは直前まで悩みました。聖光と開成は日程が違うのでどちらも受験できるからです。それでも本人が1月に、熊野先生にもう少し早くから教えてもらっていたら合格できた自信はあるけれど、今回は準備が整わなかったとハッキリと言ったので、開成は受験せず、聖光学院の合格に照準を合わせて1日校を選びました。先生のご指導の中で分析的に状況をとらえ続けてきたため、この時期には、息子は自分で自分の学習状況を客観的に判断できるようにまでなっていました。

こうして、運に任せたくじ引きのような受験をするのではなく、準備が足りなかった部分をよく自覚した上で、最善の対処ができました。

なお、1月校は先生のご助言通りに受けていきましたが、そこで手にした合格が2月の受験の際に与えてくれる安心感や、次々と合格する中で力強くなっていく息子の様子は私の予想をはるかに超えたものでした。これは経験してみないとわからないものです。

振り返ると、熊野先生は常に先を読んで、課題や過去問への取り組みから併願校まで、さまざまなご提案をしてくださっていたことが本当によくわかります。

中学受験のその先へ

算数の伸び悩みには、多くのご家庭が頭を悩ませていることと思います。この場合、それを「地頭」という言葉で済ませてしまうことも多いのではないでしょうか。我が家もそうでした。

しかし、熊野先生のご指導のなかで、息子は正しいやり方で勉強をすれば算数は難関中学でも勝負できるという自信をつけました。私たち夫婦が、息子の能力はこのあたりまでかもしれないと思い込みそうになっていたその限界を、まさに先生に突破していただいたことになります。ここに私は志望校合格以上の意義を感じています。息子の未来を変えていただいたと言っても過言ではありません。

受験が終わった現在、息子は友達と遊びまわりつつも、自然な流れで数学の勉強をスタートさせています。熊野先生が、中学入学までに取り組むとよい数学の参考書と取り組み方をさっそく教えてくれたからです。こうしたことも含めて、先生のご指導のお陰で、親だけでは準備できなかった世界に息子を送り出すことができました。

私などは、送迎中でも先生にあれこれとお聞きするなどして本当に恐縮の限りでしたが、そうした時間には、新しいことを知る喜びがありました。親もまた、受験の取り組み方を根本から学べるのが熊野先生のご指導です。先生に並走していただきながら、親子で全力疾走するような密度の濃い7ヶ月でしたが、この期間は、いつもいつも前に前にと進んでいる確かな手応えがあり、大変充実した日々でした!

 

熊野先生、未来に繋がる学びの時間を、本当に、ありがとうございました。

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受講期間と学習状況​

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【受講期間】6年生7月~6年生1月(7ヶ月)

【学習状況】過去の難関校合格者(平均開始時期は5年生7月)に対して開始時期が1年ほど遅く、入試に間に合わない可能性があることも事前に理解していただいた上で、難関校対策プログラムを進めていきました。レベル4(応用)の課題から開始しましたが、大きく苦戦することなく順調に完了しました。期間不足のため十分な時間をかけることはできませんでしたが、レベル4と並行してレベル5(発展)の課題にも取り組みました。

当初は応用問題に関する経験値が大きく不足しており、過去の難関校合格者に比べて7、8ヶ月程度のハンディキャップ(通常は5年生11、12月頃に開始する応用レベルの課題を、6年生7月に開始するという意味で)を抱えていました。ただE君は学習能力と集中力が非常に高く、1ヶ月で「中学への算数」を10冊終えるなど、急ピッチでそのハンディキャップを減らしていくことができました。

入試までの7ヶ月間は終始「残り時間」との戦いでしたが、その中でE君は「中学への算数」を異例のペースで進め、聖光学院の算数の過去問も20回分(10年分)以上行うなど、常に私の想定を上回る取り組み方をしてくれました。ただ、開始時期が数ヶ月早ければさらに高いレベルに到達していた可能性も高く、他の難関校合格者と同じ条件で挑戦できなかったことだけが残念に思います。