時間配分を改善してミスを減らす

ミスで悩まない中学受験生はいないと思えるほど、
大多数の受験生にとってミスの発生は課題になっています。

ミスは不注意で発生すること(ケアレスミス)も多いのですが、
時間配分の失敗が原因で発生していることも多く、
特に難関校受験生にその傾向があります。

時間配分の失敗というのは、かけるべき時間より短時間で処理して
精度が落ちる(ミスが発生しやすくなる)ということです。

例えば九九の計算15問を1分、つまり1問を4秒で解けば、
まず間違えることはありません。

しかし同じ九九の計算15問を10秒、つまり3問を2秒で解けば、
普通にミスが発生します。

これは極端な例ですが、時間配分の失敗により、
後者と大差ない状況に陥っている受験生は多く見られます。

典型的な失敗例は「基本問題を短時間で解き、残り時間を応用問題
に投入する」というものです。

その時間配分が成功する場合もありますが、多くは基本問題での
ミスによる失点が、応用問題での得点を上回ってしまいます。

ミスを防ぐには、逆の時間配分(基本問題に十分な時間をかけて、
応用問題に時間をかけすぎない)をする必要があります。

個人差はありますが、急げばギリギリ解ける時間に対して、
その1.5倍の時間をかければ、ミスの発生率はかなり下がります。

例えば、計算問題を急げば2分で解けるなら、あえて3分かけて
慎重に解くという感じになります。

受験生にとっても、ミス対策として「丁寧に解きなさい」などと
言われるより、時間配分のアドバイスをされる方が受け入れやすく、
前向きに取り組めるかもしれません。

ミスで悩んでいる方は、よろしければ今回の話をご参考ください。

※本記事は、メールマガジン(2020年3月4日配信)の内容を転載したものです。