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一点突破型の受験生は「勝てる土俵」で勝負する

受験校選びの相談を受けたとき、私は基本的には「勝算があるかどうか」を

重要な判断材料として提案を行っています。

もちろん受験校に対する熱意や憧れは大切ですが、現実的な合格可能性を見誤ることで、

当初の希望と乖離した結果になるケースも少なくないからです。

 

最終的な判断は受験生や親御様にお任せする形になりますが、「現時点の志望校設定では、

明らかに勝算が低い」「一定以上の勝算はあるが、同ランクの別の学校の相性が明らかに良い」

といったケースでは、受験校変更を提案しております。

 

「勝算の有無」を特に意識したいのは、一点突破型(算数だけが得意など)の受験生です。

バランス型(極端な得意科目、苦手科目がない)の受験生に比べて、

各学校の試験で有利・不利が発生しやすく、合格可能性も大きく変動する傾向が強いためです。

私が関わってきた受験生では、一点突破型の成功例が少なくありませんが、

逆に「強み」を生かしきれなかったケースもあります。
後者の例としては、開成を志望していたA君のケースがあります。

 

A君は典型的な「算数少年」で、開成模試でも算数の偏差値が70近くあるものの、

残り3科目については偏差値40台前半と厳しい状況でした。

 

開成模試の総合判定では合格可能性50%が出たことも数回あり、

本番でも算数の手応えは良かったようですが、あと一歩で合格を逃す結果となりました。

 

A君の場合、開成ではなく(算数で大きなアドバンテージを作れる)聖光学院を

軸に受験日程を組んでいれば、高確率で聖光学院に合格していたのではないかと思います。

 

打算的な志望校選びについては賛否があるかと思いますが、

強いこだわりがない場合には、受験成功率を上げる有力な方法と言えます。

 

なお、一点突破型ではありませんが、算数だけが苦手(残り3科目が得意)な受験生も

「勝算の有無」を意識した志望校選びをすることで、受験成功率を上げることができます。

 

今回の内容は万人に推奨できる方法ではありませんが、

志望校選びの一つの考え方として、ご参考いただけましたら幸いです。

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今回のテーマに関連して、大学受験時の個人的な経験談も書いております。

興味のある方はこちらもご参考ください。

参考記事(大学受験時の個人的な経験談)

​https://www.kumano-takaya.com/zakki
 

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